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2022年11月10日版

プロフェッショナルの仕事B 企業の進化を支える「プロの条件」、
トッププロの条件

今回の11月号では、食品スーパーとして成長著しい株式会社ハローズの井本昌希 課長代理(前店長)と砂田健二人事教育部長(元店長)のお2人に登場して戴きました。

Q1.早速ですが、今日は、店長の立場で見て教えて下さい。「プロの条件」について、どのように考えて、24時間スーパーの店長業務を担当してこられましたか?
井本さん
A1.(井本さん)最も大切にしてきたことを3つあげると次のとおりです。
(1)より良い商品をより安く
(2)24時間営業、便利なお店づくり
(3)お客様満足の実現

この3つを心がけました。
1つ目に、食料品はお客様の口に入るもので品質・鮮度が大切です。「安心・安全」「お値打ちのある商品」を提供することが最も 大切で最重要に取り組みました。
2つ目に、ハローズ一番の特徴であります24時間営業で、お客様が「いつでもお買物出来る便利なお店」づくりに取り組みました。
3つ目に、商品だけでなく接客やお店の清潔感でお客様に満足いただくために、従業員の挨拶や身だしなみ、店舗のクリンリネスに取り組みました。
Q2.次にトップセールスについて。とりわけ、「スーパー店長」の条件について教えて下さい。
A2.(井本さん)トップセールスといわれると「売上高」が指標となります。一緒にお店を運営する多くの従業員、タイム社員・アルバイトの方とベクトルを合わせることが大切になります。数値と状態の両方で「目標」を立て、店舗全体でしっかり共有していくこと、そして、店長は常に「発信」することですね。「発信力」が決め手と考えます。
私は、入社19年目になります。
販売部門で、精肉部から始まり、3年目で主任になりました。
何店舗か経て、新店主任も担当しました。
スーパーインテンデント、ナイト研修・副店長を経験後35才で店長を任されました。緑町店店長として、社員が約30人、タイム社員・アルバイトの方を含めると160人の従業員の方と一緒にお店を運営しました。現在は本部社長室で店舗を支援する業務に従事しています。店長としての経験が現在の業務にも活かされています。

砂田さん
(砂田さん)スーパー店長の条件といわれると、次の3つが大切ではないかと、私は考えています。
(1)誠実さ
(2)自律
(3)期待以上の結果
この3つがあって、さらに「常にお客様の立場で行動できること」があげられます。
(井本さん)ハローズでは店舗設計、販売方法、店舗運営など様々な部分で標準化を進めています。いわゆる「チェーンストア」を目指しており、個々の工夫ではなく、ひとりでに「よい結果が出る仕組みづくり」に取り組んでいます。その中で店長に求められているのは、キマリ・ルールの徹底、お客様対応や現場作業教育です。多くの従業員が「力」を発揮できる「マネジメントスキル」「環境づくり」が必要です。 店長はお客様にも従業員にも常に見られる存在です。ハローズには「リーダーは太陽たれ」という言葉があります。「最も熱を持って仕事に取り組み、隅々まで照らす存在」と解釈しています。日々勉強する事、感謝の気持ちを持ち、伝えることが大切だと感じます。
Q3.最後に、処遇面のお話しを聞かせて下さい。
緑町店
A3.賞与が業績に応じて計算されます。また半期に1回、業績表彰もあります。緑町店が年商30億円を達成した時に、達成賞として従業員全員に記念品を戴いたこと、従業員全員で達成を喜び合えたことが良い思い出です。

◎連絡先  
株式会社 賃金システム総合研究所
賃金総研 社労士法人
Mail:css@chinginsoken.co.jp

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