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2022年3月10日版
目的は、強い組織を作ることです。
― 人事制度の目的を大切にする ―
人事賃金制度の目的は、強い組織を作ることです。
これが、平成元年(1989年)以来、30年以上にわたり、一貫して、仕事給を追求してきた私たち賃金総研の答えです。
近年、ジョブ型雇用とジョブ型賃金の議論がなされていますが、私たちは、30年前に、日本の仕事給のあり方を検討した上で、次の選択をしました。
1)等級制度は、「職務職責等級」 | ・・・A |
2)給与制度は、「完全実力給」か「業績年俸制」 | ・・・B |
まちがいのない選択であったと考えています。
A、Bの制度を支える基本的な考え方をまとめたものが、次の2表です。
1.ブロードバンドのジョブグレード(職務職責等級制度)
英語名称 | ブロードバンド型 ジョブグレード |
---|---|
紐づくもの 等級基準 |
職務と職責 担当する職務の@難易度、A責任度、B専門性 |
育成タイプ | ゼネラリストとスペシャリスト |
人件費 | 定時改定、定期昇給を実施しても、平均賃金は上昇しない。 (定昇原資不要論が成り立つ。) |
異動・ 配置転換 |
配置転換の中で、総合職の幹部育成が可能。 専門職も育成可能。一般職は、勤務地限定あり。 |
メリット |
|
デメリット |
|
※broad band = 大容量の広い幅、広い幅、大ぐくり。
― ©CSS・賃金総研―
2.等級基準の3要素と市場価値
1等級 | 2等級 | 3等級 | 4等級 | 5等級 | 6等級 | 7等級 | |
(1)職務 (難易度) |
○ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ☆ | ☆ |
(2)職責 (責任度) |
@ |
@ ←ーーー→ A ←ーーー→ |
@ ←ーーー→ B ←ーーー→ C ←ーーー→ |
||||
@担当責任 1)数値責任 2)行動責任 A指導責任 B管理責任 C業績責任 |
|||||||
(3)専門性 (レベル) |
△ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ☆ | ☆ |
市場価値 | ふつう |
やや高い |
高い |
※ レベル 〇ふつう ◎やや高い ☆高い
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