賃金制度・人事 給与 システムのコンサルタント 賃金総研

サイトマップお問い合わせ

TOP > マンスリーレポート一覧 > 2013年3月10日版

マンスリーレポート/給与システム・成績評価制度のコンサルティング 賃金総研

<前のレポート |レポート一覧| 次のレポート>

2013年3月10日版

人と経営 〜高付加価値への挑戦〜 21〜25
  • 21.天風先生座談
  • 22.目標達成支援
  • 23.ツイてる話
  • 24.顧問制度
  • 25.無期雇用契約

[21]天風先生座談

目標管理に対する管理者の意欲不足を社長が嘆きます。意欲を喚起するいい方法がありませんか?

1.自信を持つ

近年、多くの企業で、目標管理が活用されています。その促進のため、管理者養成学校等の研修があります。使い方によっては、これらも有効です。しかし、すぐ熱が冷めて効果が長続きしないという人達も出ています。管理者に自信を持たせ、芯から強化する方法がないかと言われます。

2.天風先生座談

管理者を芯から強くし、目標管理に意欲的に取り組んでもらう。これは、マネジメントの最大課題の1つです。多様な取り組みが必要です。
ここでは、2つのおすすめを紹介します。1つは、日本版の「セルフコーチングのすすめ」である「天風先生座談」です。彼は、心身統一法という成功哲学を分かりやすく説いています。宇野千代さんの「中村天風の生きる手本」(天風先生座談)が文庫本として出ています(三笠書房)。管理者が自尊心と意欲を取りもどすカンフル剤となります。

3.最近の動き

アメリカ版の「目標達成支援」も合わせて活用することがとても効果的です。これは、次回紹介します。

[22]目標達成支援

アメリカ版の「目標達成支援」の活用が効果的ということですが、それは、どんなものでしょうか?

1.自己実現

アメリカのTPIという団体のルー・タイス会長が指導してきた「自己実現への投資」(I・I・E)というコーチングが、欧米の企業で広く活用されてきました。iPS細胞の開発でノーベル賞を受賞した山中教授のアメリカ時代の先生の指導法と同じです。ビジョン&ワークです。目標をかかげ一生懸命努力しなさい。くじけることなく。という指導です。

2.セルフコーチング

この手法は、次の四つの自己変革で、ビジョン(目標)達成を強力に支援します。
@習 慣
A態 度
B信 念
C期 待
アファメーション(自己宣言)という手法で、潜在意識まで、コントロールします。前回の中村天風(てんぷう)さんと同じ考えです。
ビジョン(目標)達成まで、アファメーションを繰り返し、自己管理していく手法が特徴です。

3.指導者をさがす

日本では、コーチングの指導者の中に、これらの指導者がいます。

[23]ツイてる話

「お金の好きな人の所には、お金が集まって来る」と斎藤一人さんが言っていますが、どう思われますか?

1.ツイてる話

斎藤一人(ひとり)さんは根強い人気があるようです。知人が一人さんの講演テープを持って来ました。ツイてる話、正しいことより楽しいことを、プロになる話が入っていました。ツイてるヨというとツイてることが起きると力説しています。ツイてると言うとツイてる波動がその人に来ると云うのです。他人は証明もできませんが、否定もできません。

2.プロになる話

プロになりたいと思うと、その人にプロの指導霊がつくと云います。一級のプロをめざすと一級の指導霊がつく。スーパープロをめざすとスーパープロの指導霊がつき、いろんな気づきを与えてくれます。

3.お金の話

皆さん、お金が好きですか?お金の好きな人の所には、お金が集まって来る。使うことの好きな人の所からは、お金が出ていってしまう。お金の好きな人はお金を貯めることが好きです。月々1万円とか3万円ずつとか。
波動とは、ツキであり、啓示です。生涯納税額NO1が語る楽しい講話です。

[24]顧問制度

社外取締役にかえて、 顧問制度を充実させ組織図にも明示したいと考えています。よろしいですか?

1.顧問制度

この会社では、従来、法律と会計について、顧問を社内の組織図に明示してきました。役員会や幹部会で、いつも登場するのが、労務顧問です。労働局や労働基準監督署対策で、ずいぶん世話になってきました。賃上げや評価制度でも、あれだけ世話になっているのに、組織図にのせてないのは何故か?と、役員会で、社長から指摘がありました。今期から、ぜひ組織図にものせたいが、よろしいですかと言われます。

2.労務顧問の登場

このような経過があって、その会社の組織図上、取締役の側に、労務顧問を追加。掲示することになりました。近年、それ以外の会社でも、労務顧問の掲示がふえています。

生産性を上げ、健全経営を促進する上で、外部スタッフの活用が重要です。 一過性でなく、継続して支援を受け、社内の政策決定にも、寄与してもらえますので、社外の顧問の活用は、割安で有益です。労務以外にも、技術顧問、営業顧問もおすすめです。  
会社の業態に応じて、多様な顧問が活躍しています。

[25]無期雇用契約

労働契約法が改正され、5年を超えるパ―トや準社員の契約は、無期契約になると云いますが、本当ですか?

1.労働契約法の改正

労働契約法が改正され、来年4月1日から施行されることになりました。この改正は、次の3点ですが、会社にも、社員にも、まだ、なじみが薄く、色々議論がなされています。

  • (1)無期労働契約への転換
  • (2)雇止めの規制
  • (3)不合理な差別の禁止

最もインパクトがあるのが、 5年を超えて更新された契約は、無期契約に転換できることです。本人の希望で、切りかえることになります。

2.無期雇用契約とは?

パートや準社員は、1年とか6ヵ月の契約更新が多く、身分が不安定です。更新が5年を超えた場合、本人の申し出により、期間の定めのない契約(無期雇用)とすることになったのです。(来年4月1日以降の契約から適用。)

正社員に切りかえるものではありません。また、従来のまま期間雇用を続けることも可能です。法的には、無期雇用に年齢の制限はありません。

3.就業規則が大切

無期雇用者の扱いを就業規則で明確にすることが大切です。定年や継続雇用のルールも適用することになります。

トップへ